口腔外科

口腔外科、聞きなれない言葉かもしれません。口腔外科とは、歯や舌などのお口の中とその隣接組織に発生した病気を治療する外科のことです。
主な治療対象に、親知らずや顎関節症があります。その他にも、怪我による外傷・顎関節の脱臼、口腔内の腫れ・腫瘍、ドライマウス、インプラントなど口腔外科の診療内容は多岐に渡ります。

親知らず・埋伏歯の抜歯

現代人はあごが小さくなってきているため、3番目の奥歯、いわゆる親知らずの生えるスペースが足りなくなっています。結果として親知らずが埋まったままになったり、斜めに生えてしまったりするため、噛み合わせのバランスが崩れ、炎症も起こりやすくなっています。
親知らずを抜歯するためには、外科的な手術が必要となることがあります。この外科手術を口腔外科は専門としています。(すべての親知らずが抜歯の対象になるわけではございません。)

口が開きにくい? それは顎関節症かもしれません

あごの関節やその周りの筋肉に、痛みや運動障害(口が開かないなど)が生じることを顎関節症といいます。口が開けにくい(縦に指が3本分入らない)、口を開けるとあごが痛む、左右どちらかのあごが動かしにくい、あごがよくカクカクと音を立てる、などの症状がある場合、顎関節症の恐れがあります。
顎関節症の原因となっている習慣を改善したり、あごを動かす訓練をしたり、マウスピースという装具を装着してあごの位置を正しくすることが主な治療法で、手術を行うことはあまりありません。

インプラント外科手術

インプラント治療も、手術を伴うという点で、口腔外科の治療の一つです。
口腔外科での知識や技術は、口腔内を総合的に治療することを可能にするため、インプラント治療にも大いに役立っています。
くわしくはインプラントページをご覧ください。

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